矢山利彦コラム

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~新連載~ いのちと気 2012年4月

人の脳は超高性能のコンピューターです。

このコンピューターをさらに高性能化したいと30年くらいずっと研究してきたエッセンスを皆様にお届けしたいと願い、このコラムを始めます。

 まずコンピューターにはCPU(Central ProcessingUnit)という演算、基本処理、制御、入出力をつかさどる最も重要な中枢装置があります。この能力が高いと処理スピードが上がります。近年コンピューターグラフィック(CG)がますますリアルになっているのはこのCPUの進化によるものです。

しかしコンピューターはCPUだけでは実際の仕事はできません。ここにアプリケーションソフト(ソフト)を入れて初めて目的の仕事ができます。このことを人のアタマに当てはめて考えてみると、何かの知識を学ぶことはソフトを手に入れることに相当します。新しい知識を手に入れることは喜びで、アタマが良くなったような気がしますが、本当にそうでしょうか。

コンピューターにソフトをいくら詰め込んでもCPUは高性能化しないのと同様に、知識をたくさん詰め込んでも、アタマは良くならないのです。ここに教育、勉強のあり方の基本的問題があるように思えてしかたありません。


 私の人生のテーマである武術に例えてみますと、技はソフトです。CPUはその技を効かせるための体と心の能力そのものです。技をたくさん記憶しても、効かせられなければ技のデパートと言われても強くはなれません。私の体験から言うと、空手の組手では、たくさん技を知っているよりも、少ない技でも相手にそれを効かせる基礎体力の方が大切です。空気を相手にたくさんの技を華麗にアピールする演武と、実際に相手に技を効かせるのとは全く違うものなのです。ここにもソフトとCPUの問題がでてきます。

(続く)

今回のまとめ
自分のアタマのCPUとアプリケーションソフトを自覚しよう
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